はやが学んだことを書きたいからブログを書く

今まで学んできたこと、それにより考えたことを分かりやすく伝えていければと思います。

事実ベースで考えよう、そうしないと損するよ

皆さん、事実ベースではなく感情ベースで物事を捉えていませんか。

これは、物事を捉えた瞬間は気持ち的にはスッキリしますが、後々困ったり損をする可能性が高いので気をつけてほしいです。

意味がよく理解できないと思うので説明します。

例えば、新型コロナウイルスの影響によりトイレットペーパーやティッシュボックスといった紙製品を求めて店舗の前で行列を作って並ぶ人々について考えてみましょう。

世間では、ネット上で紙製品は主に中国製であり、それを作る中国の工場は閉鎖しているから製造されずに品切れになるという一連のデマを発端に、その情報を真に受けて特にトイレットペーパーを求めて買いに来ている人が大勢いるとメディアを通して報道されています。

一見すると、デマを真に受けた人達が品切れになるのが困る不安から我先に買い求めているように見受けられます。

それに対して、多くのインフルエンサーの人達は、行列で集団感染するから危険である、本当に必要な人にまで迷惑をかけている、買い占めるから多くの人々に行き渡らない、紙製品は本当は主に日本製で現在も大量に生産されているし在庫も多いからデマを鵜呑みにした情弱達等、辛辣な言葉を並べて揶揄していますよね。

それに、各々のインフルエンサーの人達の主張していることは、正義感があって常識のある耳触りの良い正論に聞こえるでしょう。

ここで皆さんは、一連の報道とインフルエンサー達の発言を受けてどう思いましたか。

まさか、「家にトイレットペーパーは数ロールあるから余裕があるし、日本製だから全然困らないし、在庫もあるって報道もあるし、そもそもデマに流されるなんてアホばっかりで自分は大丈夫だから」と考えて買いに行くの控えていませんか。

その決断は気をつけて下さい。

おそらく、数週間後から約1ヶ月後に家の中のトイレットペーパーが無くなりそうだから各店舗へ買いに行っても、どこにも売っていないので必要な時に手に入らずに手元になくて困りますよ。

ここで多くの人は、「いや、政府もメーカーも報道では充分に在庫があるって言ってるし、多くの著名人も行列で並んでる人達のことを情けないって馬鹿にしてるから、お前の方がおかしいだろう」って心の中で異議を唱えるでしょう。

そう思ったあなた、感情ベースで物事を捉えています。

事実ベースに基づいて自分で考えていないと、痛い目に遭いますよ。

 

 

 

 

なぜ、私がここまで世間で言われている正論と真逆の主張を述べる訳には理由があります。

 

まず、トイレットペーパー及びティッシュペーパー等の多くの紙製品は日本製であり、現在も製造されていて在庫もあるでしょう。

これは事実ですが、よく考えて下さい。

在庫ってどこにありますか。

報道では、紙製品の製造メーカーの倉庫内に在庫が多くありましたよね。

あなたが買い物をしているドラッグストアやスーパーといった小売店に在庫があるってどこも報道していませんよね。

売店に在庫がある所も一部でしょうし、あっても小売店の規模からしたら少ししか置いていないでしょう。

そもそも、日本の紙製品製造メーカーの工場や倉庫の数・規模や1日当たりの製造個数等ご存知ですか。

詳細は知らなくても、工場から製造された紙製品と倉庫内に保管されている紙製品と市場に流通している紙製品は数に限りがあります。

今後も、あなたが住んでいる家の周辺の各店舗に必ずあると思いますか。

それに、紙製品は店舗で作っていませんよね。

工場や倉庫から全国に必ずトラックで配送されますよね。 

配送元から店舗までの距離や移動時間、積荷個数、配送ルート、配送先の割り当て等を考慮しても、紙製品を店頭に出したら直ぐに売り切れて店舗には在庫がない状態になるでしょう。

普段から買い物している人なら痛感していると思いますけど、マスクって最近店頭で販売していますか。

もしあったらラッキーで運が良ければあるかもしれません。

それだけではなく、安倍政権はマスクを買い占めて感染者の多い北海道内1世帯につき40枚配布するだけでなく、医療機関や公共施設に優先的に配布しています。

現在でも北海道以外の地域や一般消費者がマスクを手に入れるのは困難な状況が続いています。

 

 

次に、供給が過剰な需要に追いついていません。

最近買い物してる人なら痛いほど体験していることですが、店頭に紙製品が並んでいたり出されても、直ぐに売り切れていませんか。

もう、店舗で売り切れるスピードが異常なぐらい早いのです。

しかも、店舗によって店頭に紙製品を置く・出すタイミングは店側の裁量によって判断されていますので、一般消費者にとっては店頭にあればラッキーな感じでタイミングまではわからないはずです。

 

 

そして、メディアの情報や著名人といったインフルエンサーの主張は、あなたにとって正しいことだとは限らないということです。

彼らの発言を聞いていると一般的な正論です。

あなたが観ている番組の著名人が、行列に並んで買い占める人の事を「情けない」って発言していたとします。

それを聞いたあなたは、「行列に並んで買い占める人は情けないから同じ事をしたら恥ずかしい」と思い、行列に並ぶような事は情けないのでせずに都合の良い空いた時間に買い物すれば良いと考え積極的に買いに行きませんでした。

すると、いつ店舗に行っても紙製品はありません。

また、あなたの好きな某動画サイトのインフルエンサーが、動画内で行列に並んで買い占める人の事を「不安に弱くて精神が安定していない人なんですよね」って主張しています。

それを聞いたあなたは、そのインフルエンサーの言う事が正しいと思い、紙製品の買い物を控えました。

すると、家の中の紙製品が減ってきたので、店舗に買いに行きました。

当然、現在は品薄か品切れで充分な数が手に入らずに手元にない状態です。

困った状況になっても、まだあなたは、彼ら著名人に代表されるインフルエンサーの言う事が正しいって言えますか。

いや、むしろ彼らは誰1人間違ったことは言っていませんよ。

だから「買い控えろよ」「買いに行くな」とは、誰1人あなたが不利益になることは言っていません。

もし、あなたが困った状況になって初めて彼らの言うことを盲信していたことに気付いて、彼らに文句を言っても確実に無視されます。

返事がきても自己責任と言われると思います。

まさかとは思いますけど、報道機関の情報であるからだとか、政治家や著名人、インフルエンサーだから自分に不利益になることを言うはずがないって思い込んでいませんよね。

 

 

つまり、何が言いたいかと言うと、感情ベースで物事を捉えると正義や正論に引っ張られすぎるので気分的にはその時にスッキリしますが、事実ベースで捉えないといつか不利益を受けて損するかもしれませんので、事実に基づいた情報を咀嚼して自分の頭で考えてほしいと言うことです。

別の意味で全く違った言い方をすれば、仮にたかが一般人であるあなたが個人で毎日行列に並んで買い物しようが、金銭的にも時間的にも個数もたかが知れていますし、誰もあなたの事なんか気にも留めていないです。

それに、トイレットペーパーやティッシュは消耗品なのでいくつあっても困らないです。

最後に一言だけ。

いいですか、私の記事も踏まえただけじゃなくて自分の頭の中でよく考えて下さいよ。